有機栽培ってなに?

“有機栽培”された野菜、果物。有機(オーガニック)という言葉が身近なお店でも見かけられるようになりましたが、いったい有機栽培ってなんなのでしょうか?

有機キウイをもっと身近に感じていただくために、まずは有機栽培のお話から。。。。

 

有機栽培とは化学肥料及び化学合成農薬を使用せず行う栽培方法です。それ以外にも慣行栽培*1特別栽培*2があります。

*1]慣行栽培:化学肥料と化学合成農薬の使用について、地域における慣行的な使用量による栽培方法

*2]特別栽培:化学肥料と化学合成農薬の使用について、地域における慣行的な使用量に比べ5割以上

   低減した栽培方法)

 

【例】 神奈川県のキウイ栽培の場合

  

 

慣行栽培

特別栽培

有機栽培

化学肥料の窒素成分量

(使用量 kg/10アール)

11.5kg

5.75kg以内

0kg

化学合成農薬*3

(使用成分X回数)

15

7回以内

0

       *3]有機栽培:JAS規格で使用を認めらた農薬を除く  

有機栽培は化学的に合成された肥料や農薬を使用しないこと以外に、遺伝子組換え技術を利用しないことが基本です。

 

環境への負荷をできる限り低減し、農作物や土が本来持っている能力を生かす栽培方法です。

安全・信頼を届けるための有機JAS認証

有機JAS認証とは有機栽培された農産物が確かなものであることを法律に基づいて証明するための制度で、 2 0 0 0年に施行されました。それ以前は有機表示を法律で規制しておらず、 「有機」や「オーガニック」という表示がついていても、その中身は様々なものが出回っており、中には名ばかりのものもありました。 制度が施行されてからは登録認証機関が規格を満たしているか検査し、国に認証された事業者・生産者のみが有機JASマークを貼ることができるようになりました。そして有機JAS認証がないものに関しては、「有機」、「オーガニック」の表示を付けることは法律で禁止されました。

有機 JAS 認証に適合するもの

 

²  堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上(みかん、キウイなどの多年生作物の場合は収穫前3年以上)及び栽培中に、 化学的肥料及び農薬*4は使用しないこと

   *有機JAS規格では有機農産物の生産中でも使うことのできる農薬を定めています。

 ²  遺伝子組換え種苗は使用しないこと  

小田原では1970年代にみかんの価格が大暴落したのをきっかけに、1980年代初めからキウイ栽培が始まりました。

小田原での有機キウイ栽培の歴史は比較的長く、1985年にジョイファーム小田原の前身にあたる小田原有機農場が有機キウイの栽培に着手しました。そして2000年に有機JAS認証の制度が開始されると、それまでの経験を活かしその翌年に認証を取得しました。取得に際しては、草取りや虫取りの手間と人件費(無農薬・無除草剤のため)、隣接農地からの農薬飛散防止の緩衝帯設定、栽培日誌や書類の提出、取得にかかる費用などが全て生産者の負担になっています。それでもあきらめず消費者の立場にたった農業を貫く生産者が有機栽培に取り組んでいます。

ちょっと難しいお話になってしまいましたが、有機キウイ栽培は“安全に配慮したキウイが欲しい”という消費者の声にお応えし、“間違いのないもの”を届けたいという作り手さん(生産者)の想いとともに続けられています。