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ネーブルオレンジ、出荷がはじまります

12月の下旬から生産者さんの手により大切に収穫されたネーブルオレンジが、いよいよ出荷の時期を迎えます。あまり知られていませんが、オレンジ類は収穫後に貯蔵し、熟成させることにより、だんだんと酸味が抜けて糖度が上がってくるのです。さっぱりとした酸味にコクのある甘味が特徴の小田原産のネーブル、食べていただいたお客様から“輸入のネーブルに比べると「香り」が豊か”との感想をいただきました。

 

オレンジは大きく「ネーブルオレンジ」と「バレンシアオレンジ」に分けられますが、どちらか分からないときは果実のお尻の部分(果頂部)を見てください。ネーブルオレンジは果頂部がおへその様な形をしているのが特徴です。ネーブルオレンジのネーブルは英語でnavel、“へそ”という意味なのです。

 ネーブルオレンジの原産国はブラジル。日本には明治時代にアメリカから導入されました。現在では広島県と静岡県が二大産地ですが、小田原でも温暖な気候を生かし、早い時期から栽培が始まりました。昔は小田原地域でオレンジと言ったらネーブルのことを指すほど王道のオレンジです。 寒い季節に収穫されるネーブルオレンジはバレンシアオレンジに比べると酸味が弱く、果汁が劣化しやすいのでジュースやジャムよりも生食に適しています。

今が「旬」のネーブルオレンジ、実はビタミンCの含有量が果物の中でもトップクラス。小さめのネーブル1つ(可食部100g中)になんと60mgのビタミンC。これはレモン約3個分のビタミンCです。(温州ミカンは33mgバレンシアオレンジが40mg)ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力維持、アンチエイジングそして肌や骨の健康にも欠かせません。ネーブルオレンジは甘味酸味のバランスが良く、ほとんど種がないので、ビタミンCを効率よく摂取するためにもそのままカットして食べるのがお勧めです。

 

“安心・安全”を皆様の食卓にお届けするために、ジョイファーム小田原のネーブルオレンジには果皮に成分が長く残るような残留性の高い農薬を一切使用していません。農薬散布の回数も減らし、除草剤や化学肥料を使わずに、有機肥料だけで栽培しています。朝ごはんの一品、そしてお子様のおやつとして、ぜひお試しください。