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菜花のシーズン、いよいよ終盤!


春の訪れを告げてくれる菜の花、実は小松菜、キャベツ、かぶ、大根といったアブラナ科の花全体を指します。菜の花は菜花(なばな)とも呼ばれ、若くてやわらかい花茎や葉、つぼみを食用にします。

 

12月から出荷が始まった菜花ですが、暖かくなってきて開花が進んでいるので収穫できるのもあと2週間程度、3月中旬には出荷が終了します。

冬に成長する菜花には、寒さに負けず地中から芽をだすための栄養素や、害虫などから身を守るための成分がため込まれています。栄養素のバランスが良く、抗酸化作用のあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含みます。天候が不安定なこの時期、これらのビタミンや整腸作用のある食物繊維が、免疫力をぐんとアップさせてくれます。

 

そして菜花には、この時期に必要な成分も沢山含まれています。菜花の特有の苦味成分(植物性アルカロイド)は、腎臓機能を向上させ、新陳代謝がスローになる冬の間にため込んでしまった老廃物を排出してくれます。さらにつぼみの部分に多く含まれるグルコシノレートという辛味成分には、肝臓の解毒作用を強化する働きもあります。まさにデトックス効果が抜群です!

 

菜の花(菜花)栄養成分表

                                       *可食部100g中の含有量

                             出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

菜花の栄養成分表によると、生で食べた場合、それだけで日本人の食事摂取基準以上の葉酸(240mcg)とビタミンC100mg)を摂取できることが分かります。水溶性のビタミンであるビタミンCはゆでることにより減少してしまいますが、脂溶性のビタミンであるビタミンAβ-カロテン)やビタミンEの含有量はそれほど変化がありません。さらに油でいためると脂溶性ビタミンを効率良く摂取できます。 

ジョイファーム小田原の菜花は農薬、除草剤は一切使わずに栽培。たっぷりな堆肥、有機質肥料の施肥を行い化学肥料の窒素成分量は、神奈川県の定める慣行栽培基準の半分程度に抑えています。

 

安全・安心そして美味しくて、栄養一杯の菜花、旬の恵みを今日の食卓のメニューに加えてみてはいかがですか? 


    菜花めちゃくちゃ簡単レシピをご紹介 

 

①レンチンお浸し

菜花を食べやすい大きさに切って器に入れ、レンジでチン。

白だしをかけたら出来上がり!

お好みでかつお節をかけたり、白だしの替わりにめんつゆや

からし醤油もお勧め。

 

②野沢菜風漬物

菜花を食べやすい大きさに切ってビニール袋に入れ、そこに

白だしを入れて半日置いたら出来上がり!